建築・アートの所感ノート

建築とアートの作品、展覧会、書籍などの感想を共有します。

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想:磯崎 新『磯崎 新 建築論集 全8巻』(第1〜7巻)岩波書店

著作の第1〜7巻(第8巻は未刊)を読んで、建築を本当に楽しんでいるのが伝わってきた。磯崎が建築界で最も大きな影響を持つ建築家だと改めて認識した。磯崎は1950, 60年代にアーティストたちと深い関係を築いた。自身の組織「磯崎アトリエ」に端的に表れ…

読書感想:三潴 末雄『アートにとって価値とは何か』幻冬舎, 2014.9

とても面白かった。本書の構成は、半分が三潴さんの自伝、残りがアーティストの関係・批評を交えながら、アートに対するマニフェストになっている。 欧米の価値基準だけでない考え方を、欧米を含めた世界に理解して欲しいと述べていた。それを実現するための…