建築・アートの所感ノート

建築とアートの作品、展覧会、書籍などの感想を共有します。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想:『磯崎新の建築談議』シリーズ、全12巻(第8,10巻)、六耀社

この2冊を読んだ。 磯崎新、篠山紀信、五十嵐太郎『磯崎新の建築談議』六耀社, 図書館 第8巻 パラッツオ・デル・テ(16世紀) ジュリオ・ロマーノ 第10巻 ショーの製塩工場(18世紀) クロード・ニコラ・ルドゥー 磯崎新建築論集 第5巻 で次の3論文が掲載さ…

読書感想:磯崎 新『磯崎 新 建築論集 全8巻』「第7巻 建築のキュレーションへ――網目状権力と決定」, 岩波書店

特に気になった論文の感想を書く。 「大勧進 重源――1180年代・奈良」 これまで磯崎新建築論集シリーズを読んでいる中で、何度か重源は登場してきた。浄土寺浄土堂は「正方形平面にピラミッド状(宝形寄棟(ほうぎょうよせむね))に屋根がのせられ」と説明し…

読書感想:磯崎 新『磯崎 新 建築論集 全8巻』「第6巻ユートピアはどこへ――社会的制度としての建築家」, 岩波書店

レオニドフの「太陽の都市」 気持ちが良いほど理想的な計画がいくつも紹介されて、図面をみてみるといずれもカッコ良い。まさに〈ユートピア〉の世界だった。磯崎が推す「太陽の都市 (Sun City)」は画像があまり見つからなかった。それまで計画してきた建築…